競走馬の成長度
2006年の皐月賞と日本ダービーの2冠を制したメイショウサムソン。この馬は短期間で著しい成長を遂げた馬と言えるでしょう。次の表を見てください。
レース名 | 着順 | 勝ち馬 |
---|---|---|
日本ダービー | 1着 | メイショウサムソン |
皐月賞 | 1着 | メイショウサムソン |
スプリングS | 1着 | メイショウサムソン |
きさらぎ賞 | 2着 | ドリームパスポート |
中京2歳S | 1着 | メイショウサムソン |
東京スポーツ杯2歳S | 2着 | フサイチリシャール |
萩S | 4着 | フサイチリシャール |
野路菊S | 1着 | メイショウサムソン |
2歳未勝利 | 1着 | メイショウサムソン |
2歳未勝利 | 3着 | エイシンチャンドラ |
2歳新馬 | 2着 | グロリアスウィーク |
これを見ていただけると、競走馬の成長というのがはっきりとわかると思います。
下から順に追っていきましょう。新馬戦、未勝利と2戦連敗スタートですね。この時点ではたいしたことない相手でも勝ちきれない馬っていう評価ができます。
そんな馬が未勝利を勝った直後にOPの野路菊Sを連勝。ここで既にデビュー当初よりも成長が感じられます。そしてその後2歳チャンピオンとなるフサイチリシャールに連敗を喫します。かなり差をつけられているので、この時点ではまったく歯がたたなかったといえるでしょう。ドリームパスポート相手にも、萩S、きさらぎ賞と連敗します。
しかし、スプリングSで今まで一度も勝てなかった上記2頭にとうとう先着すると、その後皐月賞・日本ダービーと他の強豪も交えてのレースを快勝する素晴らし走りを披露しました。メイショウサムソンのデビューからの確実な成長が感じられる戦跡となっていますね。