サイン理論とは

これはいわゆるオカルトという分野に入ると思います。レース結果に影響を及ぼしそうな隠れたサインを見つけ出すという理論です。サイン理論の中にも、色々な面からサインを見つけ出してくるという面白さがあります。

リンク理論

リンク理論というものについて説明すると、ある条件下で行われたレースが、別のあるレースの結果とリンクしているという考え方です。リンク理論の基本的な用語を紹介します。

正番
正番とは、1号馬からプラス方向(左)へ順に数えた数字を指す。いわゆる馬番の事。
逆番
逆番とは、大外馬からマイナス方向(右)へ順に数えた数字を指す。「正番」の反対数字。
正循環
正循環とは、「正番」の2周目以降の数字を指す。1号馬から数えて大外に行き当たったら、再度1号馬に戻ってプラス方向へ数え続ける事。
逆循環
逆循環とは、「逆番」の2周目以降の数字を指す。正循環の反対数字。大外から数えて1号馬に行き当たったら、再度大外馬に戻ってマイナス方向へ数える事。

なにやら難しいようではありますが、基本となる理論さえ理解出来れば、誰にでも簡単に使える作戦です。リンクレースとは、枠番ではなく1着2着の馬番を正逆数字に置き換えて使用する連動を示します。単純に言うと、共通項を持つレース同士が馬番で連動関係を持っていることです。今回は定番の重賞レースリンクの例をひとつ見てみましょう。

中山牝馬Sと安田記念の連動

通常の馬連だけでみると・・・

中山牝馬Sと安田記念の連動
中山牝馬S 安田記念
1着正-2着正 連対馬
H5年 7-⑥ ⑥イクノディクタス
H6年 1-⑤ ⑤ノースフライト
H7年 10-⑥ ⑥ハートレイク
H8年 ⑧-1 ⑧タイキブリザード
H9年 ⑩-11 ⑩タイキブリザード
H10年 6-⑪ ⑪オリエンタルエクスプレス

H5年では中山牝馬Sで2着だった6番が、安田記念の6番イクノディクタスを教えている事がわかります。これを見る限りでは中山牝馬Sの片目が知っていると解けるように思います。

なかなか面白い結果が出ましたね。これは正番だけの結果ですが、これに逆番も含めると、実はH3年から7年連続で続いています。こうやって、お互い連動するレースなどを見つけるのがサイン馬券の考え方の一つです。例としてあげたのは重賞競走同士でしたが、前日のレースとの連動、あるいはジョッキーの組み合わせの連動など、探していくと色々と見つかります。発見したときの喜びが大きいのは嬉しいですね。

世の中は全て連動している?

そのほかでは、馬やデータとかは一切関係なく、世の中で起こっている事柄や競馬のCMの内容などを、無理矢理レースと結びつけて考えてしまおうというサイン馬券もあります。

たとえば、現在JRAのCMキャラクターとして活躍してる中居正広さんの着ている服の色が仮に赤かったら3枠を買うといった感じですね。なんの根拠もありませんが、逆にそういうオカルト的な予想をすると、絶対に本来買えないような馬が突っ込んできたときに大穴が当たったりします。宝くじのような馬券にも思えますが、実際その予想法で勝っている方もいます。自分自身だけのサインを見つけることができたら楽しいですね。


 

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